7種類の質問(自由回答で意見を尋ねる質問)

質問の種類は、7種類に分類できます。
質問のレパートリーが、多ければ多いほど会話の発展性が広がります。
それぞれの特徴とどんな場面で使うと効果的かを解説しましょう。

 

*自由回答で意見を尋ねる質問

「クローズドクエスチョン」は、状況の確認や明確化には役立ちますが、部下自身がつい受け身になってしまうという欠点があります。それに対して、部下自身の言葉で、自由に回答できる「オープンクエスチョン」は、本音やアイディアを引き出したいときに効果を発揮します。

「D君が、今やってみたい仕事は何?」

「そのときE君は、どう感じたの?」

と、「What」や「How」などの5W1Hを使うと、部下は自分の言葉で答えることができます。

その応用として、「リスト3」という質問方法があります。

「今使えるものを三つ挙げるとしたら、何と何と何?」

「理由が三つあるとしたらFさんは、なんだと思う?」

と、相手に選択肢を三つ以上考えさせるのです。

一つの考えに固執せず、発想の幅を広げるのに有効な「リスト3」は、部下のアイディアを最大限に引き出したいときに、大いに活用できる質問と言えるでしょう。

 

 

出典:グループコーチング入門 本間正人 日経文庫より

 


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