結論の出ない理由と出す方法

「結論の出ないミーティングなんて、やっても無駄だ!」
ちょっとした工夫とやり方で、ミーティングは結論を出せる時間に変わります。
チームや、メンバーのための効果的なミーティングを始めましょう。
・ゴールも決めずにどこ行くの? アウトプットを明確にしよう。
議論を始める前に大事なこと。それは、どんな成果を出したいか明確にすることです。
例えば、ミーティングのテーマが、「今度の研修の集客方法について」の場合。
集客方法のアイディアをたくさん出すのが目的なのか、実際の集客プランを決めて、
すぐに取りかかる状態に持っていくのが目的なのかで、出したい成果変わります。
アイディア出しが目的ならば、ミーティングのゴールを、例えば、
「30個のアイディアリストを作る」と設定します。
コツは、具体的な数を決めること。明確なゴールは、メンバーの意欲と集中力を引き出し、
達成感を生み出します。
すぐに実行できるプランづくりが目的であれば、具体的な日程が入ったスケジュールと実施内容、
担当者まで決めることがゴールです。
いつまでに誰が何をどこでどんなふうにやるのか。(4W1H)を明確にします。
・なぜ議論が空回り?チームの向きは揃っていますか?
会議をしてもどうも意見がまとまりません、メンバーがみんな思い思いの発言をして、
盛り上がるけど方向性がバラバラ。こんなときは、議論するテーマの目的や背景が、
共有されているかを確認しましょう。
出典:リーダーのための!ファシリテーションスキル 谷 益美 すばる書