7種類の質問(Noを引き出す質問)

質問の種類は、7種類に分類できます。

質問のレパートリーが、多ければ多いほど会話の発展性が広がります。

それぞれの特徴とどんな場面で使うと効果的かを解説しましょう。

 

*Noを引き出す質問

思わず「No」と答えたくなってしまう質問というものがあります。といっても決してネガティブな意味ではありません。

「Aさん、もしかしてその仕事やりたくないの?」

「Bさん、それは嫌な役回りだね。辛いだろうな」

「きつい日程だね、Cさんには無理なんじゃないかい?」

と尋ねられたときに、大抵の部下は、「いいえ、そんなことはないです。」と答えたくなるのではないでしょうか。

わざとネガティブな問いかけをして、Noと答えさせること  それが結果的に、部下の内心にあるポジティブな方向性を引き出すのです。

やる気を高め、ときには一気に高い目標を達成できるほどの潜在能力を引き出すことも可能な「Noを引き出す質問」。

しかし、ここでも「押しつけ」には、注意が必要です。

 

 

出典:グループコーチング入門 本間正人 日経文庫より

 


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