ファシリテーションは、これからのリーダーに必須のスキルです

近年の私たちの職場は、PCやネット、携帯電話を使うことで、お互いの仕事や人間関係が見えにくくなりました。その結果、世代間のみならず、個人間のコミュニケーションギャップも広がって来ています。

そんな中、年齢や性別はもちろん、考え方も価値観も、仕事のやり方まで異なる多様なメンバーを束ね、着任早々から結果を求められるのが、今どきのリーダーです。

これまでのやり方が通用しない、自分の中の当り前が通用しない。そんなジレンマを感じているリーダーの嘆きを、よく耳にします。

リーダーである自分自身の優秀さでチームを引っ張っていく、しかし、短期的にはうまくいっても、長期的に成果を上げ続けるとなるとどうでしょう。

「未来に向けて、メンバーの優秀さを引き出すためのスキルが必要だ」

そう考えるリーダーにとって、ファシリテーションのスキルは、大きな武器になるはずです。

ファシリテーションのスキルを持つリーダーなら、メンバーの力を引き出して自分に課せられた期待にチームの力で応えて行きます。

その場の人間関係を観察し、個人の強みややる気を対話で引出、皆が快適に働ける環境を作って、成果を出せるチームに育てていくのです。

 

ファシリテーターは、初めての人が集まる緊張感を伴う場を、和やかにし良い関係性を生み出します。

場の空気をコントロールすることが出来るようになれば、対応力の幅がどんどん広がって行きます。日常の仕事も活性化し、成果が出せるようになっていきます。

 

これまでと同じ日常が、ファシリテーションを意識する事で変わるのです。

 

出典:リーダーのための!ファシリテーションスキル 谷 益美 すばる書


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